ホーム > クラゴンのアメリカ“クラクラ☆ゴンゴンルポ”第3回(2012.11.28 掲載)

クラゴンのアメリカ遠征“達人調整ルポ”

クラゴン

レーシングドライバーとして世界最高峰のサーキット、ドイツ・ニュルブルクリンクでのレースで活躍するなど、専門筋をうならせる傍ら、ドラテク鍛練場クラゴン部屋を主宰し、一般ドライバーの運転技術向上にも取り組む。「クラゴン」は日本自動車連盟に正式に登録したドライバー名。ゆるトレーニング歴は約12年。2012年6月のVLN4時間耐久レースで、日本人レーサー史上初のSP4Tクラス優勝を果たす。今回、星瑞枝選手の達人調整担当にあたり、運動総研でトップアスリートへの達人調整に必要な専門知識・実技のトレーニングを受け、専門達人調整員の資格を認定される。「同じスピード系種目」(本人談)の選手支援のため闘志を燃やし単身渡米。

クラゴンのアメリカ“クラクラ☆ゴンゴンルポ”
第3回(2012.11.28 掲載)


 レーシング親方のクラゴンです。

 今日はワールドカップ公式練習を観てきました。

 とても雪面とは思えないコーナリングです。速度はもちろん速く、そしてコーナリングはさらに速い!

 私たちのスキーの概念とワールドカップは、やはり普通車とレーシングカーくらいの差でしょうか。マテリアルの差があるとはいえ、モーターレーシングと比較して身体の要素がより強いスキーですから驚異的です。

 肝心の星選手は、達人調整も上手く効いて、調子は悪くないようです。

 さすがアスリートだと思ったのは、一度良くなった部分が、滑っても悪くならないところ。そして調整に対する反応もいいので、どんどん進んでいきます。特にレースに向けて上がり幅が増えたようにも感じられます。

 自分も身に覚えがあるのでわかりますが、人がそうなっていくのを見るのもまたいいですね。

 サポート役を楽しんでいます。

クラゴンのアメリカ遠征“達人調整ルポ”

アスペンのにぎやかな街並みをウィンドウショッピング。
最高の調整を施すためには、心のゆとりを維持することも大切だ。

(2012年11月23日/アスペンにて)


第4回へ続く>>

クラ☆ゴン調整報告(11月23日)


 クラゴンです。
 23日の調整報告です。

<6:00~6:45>
拘束背芯崩し、拘束背柱崩し、腰背踵崩し、仙波崩し、脊椎通し、脛腿崩し、ウナ打通法、吊腕抜き、吊脚閉側芯崩し、横臥外腿螺旋崩し、座椅子背柱足底崩し、首頸開き、手巾脳洗法、土不踏軸乗芯、側腰踵崩し、外腿踵崩し、裏転子促神法


<16:20~17:20>
拘束背芯崩し、拘束背柱崩し、仙波崩し、脛腿崩し、ウナ打通法、座椅子背柱足底崩し、肩甲押しほぐし、首頸開き、手巾脳洗法、肩甲渦巻崩し、背柱渦巻崩し


<20:10~21:30>
拘束背柱崩し、腰背踵崩し、仙波崩し、脊椎通し、脛腿崩し、座椅子下裏腿崩し、ウナ打通法、吊腕抜き、吊脚閉側芯崩し、台掛側腰崩し、横臥外腿螺旋崩し、首頸開き、手巾脳洗法、土不踏軸乗芯、側腰踵崩し、外腿踵崩し、裏転子促神法、背柱渦巻崩し、腰芯渦巻崩し


 朝は滑りに直接効きそうな調整を短時間で、午後1回目は上半身を、2回目は下半身を主に調整しました。公式練習では身体のバランスの崩れなど感じなかったということで、そのまま丁寧に深めていくように調整したつもりです。またレース前ということもあり、脳疲労解消も長めに行いました。
 自分の脳疲労解消が何とかなってきたこともあり、自分のレベルとしては調整が一気に進んだと言っていいと思います。ただ、同時にまた脳疲労をもらってしまった感じもします。
 達人調整は素晴らしく鍛錬になりますね。精進します。脳疲労以外は絶好調です。
 では失礼致します。


クラゴン(11月23日/アスペンにて)

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